今日ついに東映YouTubeで仮面ライダーディケイドの最終回が配信されました、ということで今回は本放送から5年経ったディケイドという作品を改めて総括してみましょう。まず今回の配信で改めて思ったのは登場キャラの豪華さですね、ライダーは主役とサブを含め数多くのライダーが登場しましたし怪人達も数多く登場しました。なかでも鳴滝が召喚したキックホッパー&パンチホッパー、カイザ、王蛇は短い時間ながらも声がちゃんと本人なので非常に贅沢です。ディエンドが召喚したライダーもTVシリーズや劇場版に登場した様々なサブライダーを様々な組み合わせで登場して非常に豪華でしたね。さらに原典では幹部役の扱いを受けていた怪人も平然とチョイ役やザコキャラとして扱っていたのもある意味贅沢とも言えますね(その逆で今作でスポットが当たった怪人もいましたが)あとディケイドはアクションシーンも非常に豪華で見応えがありましたね、第1話のライダー大戦のシーンは今観ても本当に圧巻で迫力があります。あとは第3話の多数のグロンギを相手に戦うディケイドとクウガとかディケイドとキバのフォームチェンジ合戦、トリックベントVSイリュージョンとか色々ありますが中でも凄かったのはアクセルフォームVSクロックアップですね、一度は思い描いたであろうアクセルフォームとクロックアップが戦ったらどうなるかというのが見事に具現化されましたね。あとやはり仮面ライダーが様々なメカや武器に変化するFFRも見逃せないですね。ストーリー的にも一つの世界毎に2話という構成ながら原典のライダーの要素が見事に抽出されて非常に良かったと思います。というわけで私が名作だと思うエピソードベスト5とワースト3を発表したいと思います(一つの世界毎に1エピソードとします)
[仮面ライダーディケイド名作エピソードベスト5]
第1位RXの世界&BLACKの世界編(26&27話)
やはり名作エピソードといえばRX編をおいて他にないでしょう!TVのシリーズとしては初の客演となったRXですが先輩ライダーとして士君に仲間の大切さを説き夏海ちゃんを救う糸口を見つけてくれました。そして二人の南光太郎によるダブル変身はもうディケイドの中でも屈指の名シーンであるといえます!
第2位シンケンジャーの世界編(24&25話)
こちらもやはり名作エピソードとしては外せないですね、今までスーパーヒーロー大集合という後楽園遊園地のショーでしか見れなかったライダーと戦隊の共演を見せてくれた功績は非常に大きいと思います。この回があったからこそ後のスーパーヒーロー大戦へと繋げていったと思います。ただスーパーヒーロー大戦シリーズもこのシンケンジャー編みたいに普通にヒーロー同士が共闘する話ならさらにいいんですけどね。
第3位アギトの世界編(12&13話)
この回もかなり名作ですね、原典でもクウガと地続きなようになってたのを上手く表現していましたね。それと原典では3人のライダーを軸にした話でしたがそれらを全て1人に集約させるというのも非常に秀逸でしたね。あと大切な人を巻き込まないために八代さんの元を去った芦河さんの不器用さや大切な人を守るために奮闘する八代さんの強さといった人間ドラマも非常に見応えがありました。
第4位カブトの世界編(16&17話)
こちらはもうおでん屋の婆ちゃんが全てですね、突然失踪した孫のソウジがどこかで生きてることをずっと信じてたりワームだったマユちゃんをそれでも自分の孫だと言い切った婆ちゃんは非常に頑固ではあるけど人間として懐が深く温かみのある人物だと思います。
第5位響鬼の世界編(18&19話)
こちらもやはり名作である響鬼の世界、ちゃんと師匠と弟子の関係を上手く描いてましたね。一見ぐうたらなヒビキさんですが実は鬼に心を奪われて鬼の力を制御出来なくなった自分と同じ道を歩んでほしくないというアスム君を思ってのことだったのです、そしてアスム君はその優しい心で鬼の力を制御し師匠のヒビキさんの魂を受け継いで鬼となりヒビキさんが変貌してしまった牛鬼を倒します。あと響鬼編はラストの大合奏シーンが非常に感動的でしたね。
ではここからはあまり良くなかったエピソードワースト3を。
[仮面ライダーディケイドエピソードワースト3]
第1位アマゾンの世界編(28&29話)
もうダントツでこのアマゾンの世界が一番良くなかったですね、アマゾンからは全然野生身が感じられませんし掛け声も相当酷いです。あと中の人もチャラ男でアマゾンらしさが微塵も感じられないのもかなりマイナスですね。
第2位龍騎の世界編(6&7話)
こちらは原典と比べるとあまりにも変わり過ぎていて原典の龍騎の要素が殆どありません、共通してるのはミラーワールドでライダー同士が戦うということだけ!ただ卑怯もラッキョも大好きなシザースのインパクトは強烈でしたけどね。
第3位ブレイドの世界編(8&9話)
こちらは龍騎の世界と比べると原典での職業ライダーという要素を拡大解釈した感じで非常にいいんですがハジメとムツキのキャラがあんまり良くないですね、ムツキは単なる嫌な奴だしハジメに至っては完全な悪役ですからね。
というわけでディケイドの総括をしていきましたが最後に纏めると10年のお祭りに相応しい非常に豪華で贅沢な作品だったと思います。というわけで気になった方は春にニコ生で全話一挙配信もありますしDVDも出ていますので是非一度ご覧になってはいかがでしょうか?