Rさんは技術を確認するための習作です。縁のない底がすり鉢状になっている花器にワイヤーも虫ピンも使わずに立てることに挑戦です。家元教室でガラス花器に剣山なしでいけた人がいたから、私も挑戦したいと…しかも、ワイヤーも虫ピンも使わずにねと…30分挑戦しても立たず!そこで、今回の参加者の3人でミーティング

テキスト5では、ピンやワイヤーがOKだよと.先日丸水盤に何も使わず縁にも触らず剣山なしをいけたKさん。でも大木教室では、教室の中だけはピンやワイヤーを使わなかったからとRさんは使わずやりきりたいと。そこでテキスト5で基本をまず確認することに…1、枝の切り口は設置面を出来るだけ大きくする。2、先ず日本の枝をしっかり固定する。3、次にもう1本をバランスを考えて添えて固定する…ことを確認。モクレンの枝は柔いからしっかり絡めて固定できるよと応援ともプレッシャーともとれる言葉をかけられて、Rさんが早速チャレンジするとあっという間に立ち上がりました。あくまで今回は自立させるための試行で、次回も挑戦とのことでした。大木教室では立ち上げただけで作品になっていないとよく注意されたことを思い出しました。

留めの技術には編む絡めるテクニックも必須です。Rさんが枝と枝を絡めて固定している間にだいぶ花びらが落ちてしまいました。桜は散って桜吹雪や花筏になるけど、モクレンは散ると絵にならないのが残念です。