夜桜ならぬ夜モクレン、いま、まさに路地の花木は色とりどり春満開です。

さて、仙台の桜といえば河原町石橋屋の枝垂れ桜、石橋屋と言えば「仙台駄菓子うさき玉」、うさぎ玉と言えば西條奈加、推しの作家の一人です。

江戸の職人や絵師を題材にした小説はいけ花にも通じるところがあって自分のいけ花の関わりを振り返りつつ読んでいます。

土台は?と問われ、型と答える。模写(模倣)の先に事前に自分らしさが出る。などその内容は、まさにいけ花に通じるように思います。いけ花でいえば型を通して、又は模倣を通して技術を学びその先に私の花があると言うことでしようか。個性だ自分らしさだと先走っても技術が伴わなければカタチになりません。そんなことを思いながら今週の三作品を振り返ります。