夢はつまり 想い出のあとさき…


いけばな展が終わり夢だったような…つまり思い出になりました。そして、また次のいけばな展に向けて夢が膨らみだしました。夢を境に過去と未来が繋がります。結局は夏祭りが終わったような感傷が訪れるのですがね!





撤去作業では、いけばながテンポラリーアートだと実感させられます。私の先生のエピソードですが、海外の美術館のExhibitionが閉幕して先生の作品の撤去作業をはじめたとき、その美術館のArt Director が先生の作品を買い取りたいと申し出たのです。先生は即座に断りしました。あまりの即答ぶりと素っ気なさに唖然としている僕に先生は「持続性のある物ではない(劣化が早い)から」と説明してくれました。撤去作業の時は何時もいまは亡き先生のこのエピソードを思い出します。

サークルのメンバーで今回出品したRさんは以前からよく言ってました。「いけばなは瞬間芸」って…

そう、花火のような、そして夏祭りのようないけばな展が終わりました。今週土曜日からは、通常通りサークルが始まります。メンバーで、今回のいけばな展について話題にするのも楽しみだし、日常の小さないけばなに戻るのも楽しみです。