プライベートエクイティ 6つの教訓 経営のための知恵袋 (MEMO TO THE CEO 1)/オリット・ガディッシュ
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気になって読んでみた一冊。

要約

PEファンドに関する3つの重要事実

①PEは世界金融市場において大きな影響力を持っていること
②最高のPEファームが、グローバル。ビジネスの業績に対する具体的で無視できないベンチマークを定めたこと
③いかなる企業もPEによる買収のターゲットとされるのは避けられないこと

プライベートエクイティからの6つの教訓

Ⅰフルポテンシャルを見極める
 ①需要創出要因分析
 ②顧客分析
 ③競合分析
 ④環境分析
 ⑤ミクロ分析
 どこまでキャッシュフローが増やせるか
 主要イニシアティブは何か

Ⅱブループリントを策定する
 主要イニシアティブを実施するためのロードマップを作成し、それに焦点を合わせる
 具体的かつ実践的に
 「事実」に語らせ、「事実」勝たせる
 
Ⅲ成果を加速させる
 RAPID分析
 ①Recommending どういうアクションを取るのかの提案をだれが行うのか
②Agreeing だれがその提案に同意するのか
③Input だれかに対する情報や示唆を提供するのか
④Deciding だれが意思決定するのか
⑤Performing 最終的にはだれが実施の責任を持ち、具体的な行動をするのか

Ⅳ優れた人材を徹底的に動員する
 結果主義の人材を獲得し、維持し続け、やる気にさせる(まずは社内の人材の活用を考え、いなければ外部活用も考える)
その国の文化も考慮して効率的かつ決断力のあるガバナンスを行う

Ⅴ自己資本を働かせる
 投資計画を厳しく立て、資金を徹底的に管理する
 現実的な予想に基づいて、投資評価を行う
 レバレッジ(借入金)を利用する

Ⅵ結果主義の組織上の風土を醸成する
 反復可能な方式を確立する
 アカウンタビリティ(事業責任)を明確化して完遂を求める
 優れたコミュニケーションを行う

感想

この本の著者は世界的にも有名なベイン・アンド・カンパニーの会長とパートナーです。
読んでみるとこうした考え方はPEのみならず、多くの会社に当てはまる考え方です。
(PEファンドは企業価値を向上させることを目的にしているのだから、普通の会社に当てはまるのは当たり前ですね)

企業をどう見極めていくかを考えるにはいい本です。