「知の衰退」からいかに脱出するか?/大前研一
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日本という国の人材の劣化が進んでいると思って読んでみた一冊。

感想
大前研一氏の本は本書が初めてでした。本で指摘していることの多くが問題の本質を突いていると感じました。テレビで低レベルのクイズ番組を報道するなど、確実に知の衰退が起こっていると思います。個人的な話になりますが、小学校のときにみんなの前で手を挙げて、質問に答えたときはとてもうれしい気持ちでした。そうしたことが、いま周りの人から叩かれるということになっていれば、日本という国はかなりの重症だ思います。こうした風潮は「出る杭は打たれる」という言葉に表れているのかなと思います。個人的に、昨今この風潮が強くなってきていると感じます。

あらゆる問題について自分の見解をしっかりと持っていなければならない。という考え方は正にその通りだと感じました。なぜなら、自分の見解を持つということは、自分で考えるということであり、考えることを停止するということは知の衰退に直結すると思うからです。

大前氏の他の本も読んでみたいと思うとともに、本書で出てきたシンガポール元首相のリ・クワンユー氏についてもっと知りたいと思いました。