- 波乱の時代(上)/アラン グリーンスパン
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サブプライムローン問題発覚後に、FRB議長だった頃に行った利下げ政策がサブプライムローン問題を引き起こしたとして非難されています。この(上)では歴代政権において行った政策の際に何を考えて行っていたのかについて書かれています。
読んだ感想としては、中央銀行と政治は切っても切れない関係にあるのだなと改めて思いました。グリーンスパン氏も政府との距離感に悩んでいたようです。昨年、日本でも同様に、日銀総裁人事が問題となりましたね。
現在、サブプライムローン問題の犯人探しも一時期に比べると落ち着いてきたと思います。この犯人としてグリーンスパン氏が採った政策挙げられましたが、この政策が悪かったかどうかはもう少し慎重に検討する必要があるのではないかと思います。
新年の経済羅針盤で白川方明総裁が「政策決定に際しては多くの人の意見を聞き、決断したら短期的な評価を気にせずにやっていきたい」という趣旨の発言をされていました(http://www.nhk.or.jp/k-rasinban/backnumber/090104.html )。こうした発言にもあるように政策決定については、短期的に見た評価と長期的に見た評価が異なることも少なくないのではないかと個人的には考えています。
このように考えるとグリーンスパン氏の行った政策についても安易に答えを求めるのではなく、冷静に分析することが不可欠だと感じました。
今回はまだ(上)しか読んでいないので、早いうちにまた(下)を読んでその感想を書き記したいと思います。
また金融に携わるものとして白川総裁の現代の金融政策―理論と実際
と実際を読んでみたのですが、十分に理解できていません。これについても十分に理解できるよう深めていきたいと思います。