本を読む本 (講談社学術文庫)/モーティマー・J. アドラー
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この本も最近読み直してみた本です。
 
要約
優れた読書は人を成長させる。
読書活動が複雑で多岐にわたり、読書にはらう努力が大きいほど良い読み手である。
情報を得るための読書なのか、理解を深めるための読書なのか。
理論の本は事実教え、実践の本は方法を教える。
読む速度は本によって変えて当たり前。

読書は①初級読書②点検読書③分析読書④シントピカル読書の4つのレベルに分けられる。


①初級読書

文字という記号から読書体験を自分のものとすることができ、読み書きの能力が備わる。


②点検読書

組織的な拾い読み、表面読み、構造の把握。読むに値する本なのか。

意欲的な読者になるために

1 全体として何に関する本なのか。

2 何がどのように詳しく述べられているのか。

3 その本は全体として真実か、あるいはどの部分が真実か。

4 それにはどんな意義があるのか、を読みながら常に自分自身に問うべきである。


③分析読書

第一段階-本の構造を把握

1 どんな本を読んでいるのか分類する。

2 本全体の統一を2・3行の文書で表す。

3 本の主な部分を述べ、その部分がどのように順序良く統一性を持って配列され、全体を構成しているかを示す。

4 著者が問題としている点はなんであるかを知る。

第二段階-本の内容を把握

5 本の重要な単語を見つけ出し、著者と折り合いをつける。

6 著者が至った命題の理由及び根拠を理解する。

7 論証を構成する命題を探し出し論証を組み立てる。

8 著者の解決が何であるかを検討する。

第三段階-批評

9 概略と解釈を終えるまでは態度の表明を差し控える。

10 けんか腰の反論は行わない。

11 判断を下す際には根拠を示し、知識と個人的な意見の区別を明らかにする。

12 著者の関連知識が不足している、誤っている、論理性に欠けるかを判断するにあたり、反証できない限り著者に賛成すべきである。


④シントピカル読書

本が読者に奉仕することで、読者は絶対的な客観性と公正さという「弁証論的客観性」を獲得できる。

1 関連箇所を見つける。

2 著者に折り合いをつけさせる。

3 質問を明確にする。

4 論点を定める。

5 主題について論考を行う。



感想

読み直して、日々の本を読むという行為が、目的化していないかということを改めて考えさせられた。

自分の中できちんと読むに値するか判断して、時間を有効に使いたいと思った。