前作に続き、また本書を買ってしまいました。
それではまずは前作と同じように要約から

天羽稔

ビジネスというものはお客様が困っているときに、いかに最善の提案ができるか。

自分が置かれた状況において自分が何ができるかを考え、自分なりのべストを尽くす。


井上隆久

マーケティングとは唯一無二の創造活動ゆえに目に見えない価値を評価できなければならない。

自分が正しいと思ったことを一生懸命、一心不乱に行う。

黒坂登志明

20代は基礎を磨き、30代は経験を重ね、40代で転職。現実を直視することが重要。

オープンにすることがコミュニケーションの原点。人間は多面的でなければならない。会社は切磋琢磨する場所


土井健人

目的や結論から考えて、明快に論理的で分かりやすい説明を行うことの出来る思考回路を持つ。

当事者意識を持てばマネジメント力に大きな差が生じる。自分のやりたいことをやる。


樋口泰行

役職はあとからついてくる。まずは自分が行ったことを実現させる。人間はハッパをかけ逆境の中で頑張らなければならない。事業の再生には知識のみならず、人としての力が問われる。若いうちは現場を経験すべき。

御立尚資

ルールや公平さだけを担保して、個性を残したままで一色に染めない。多様性からの連帯。マニュアル化できるものはプロではない。現場ではスキルを持っている人が一番偉い。与えられたことを必死にやる。


三谷宏幸

事業の調子がいいときは誰でも変わらない。悪いときにリーダーによって差が出る。原因を見ずに結果だけを見て本当の原因を探らないのでは駄目。 「control your destiny」 「Lead by example」


横山隆美

ワンランク上の視点から判断する。リーダーは働きやすい環境を整備することが重要。そしてチームを高める。

完璧なものはなく、新しいことをやれば想定外のことが起こる。ある程度のところでまた修正すればいい。

鷲津雅広

人が行きたがらないようなところに行って、とにかく頑張る。仕事の基本は、目標に対してどう達成するか。

ファクトベースのアプローチに基づきコミュニケーションをしっかりとる。営業とマーケティングは事業の両輪。


ジャスパー・チャン

自分に求められているものを明確にする。仕事とビジネススクールは補完関係にあった。会社への貢献を最大化にすれば、自分の能力がアップし、それが次元の高い仕事を可能にし、ポストが与えられる。



感想

いま与えられたことが必死にできない人は、自分のやりたいこともできるわけがない。こうした点がどの著者にも共通する点だと思う。

こうした著者の中でも特に気になったのが、樋口泰行氏だ。樋口氏はダイエーの再建が困難であることを知りながらも、その職務を引き受けた。こうした行動は正に自分の信条を具体化する行動であり、すごいことだと思う。

信条をきちんと行動にまで実践することができる人はなかなかいないと思う。人間としての魅力が必要となるのは、やはり人間が行うものである以上、人間の気持ちが分かるような人では務まらないということだと思った。

特に、事業再生という非常時においては、そうした人間としての魅力もより高度なものが必要になるのだと感じた。