要約

受信メールがデータベースと化していた。これによりデジタルオフィスができた。この一番の利点は場所という制約から、開放されることである。

こうしててデジタルオフィスができ上がったとしても、それを使うのには技術やノウハウが必要である。その中心となるのが、検索力である。


検索を行い整理するとき失敗として、整理法はルーチン化した業務においては十分に効果を発揮するが、逆に非ルーチン化した業務に持ち込もうとすると失敗する。


検索の問題点としては、①検索により自分見失うおそれがあること、②問題の前提や条件を無視しがちになること。


こうした時代に重要なのは考え方ややり方を変えることである。


具体的にはどのように変えるのかが問題となる。この点については


これまでは情報が手に入らないという点が大きな問題であったが、今では情報が入りすぎて、玉石混交とした情報の中から玉を見つけるために、情報を限定化することが必要である。こうして情報を限定化するためには問題意識を持つことで、そのフィルターにかけて問題を限定する。問題意識の基となるのが、それが正しいのか、正しくないのか、重要なのか、重要ではないのかを判断することのできる判断力となる。


以上の様な知的作業の本質としては、①問題の設定、②仮説の構築、③モデルの活用が重要とある。


①問題の設定に当たっては問題意識を持つことが重要である。この問題意識は知識が増えることにより、より問題意識が高まる。

②仮説の構築においては、まず仮説とは問題に対する暫定的な答えであり、暫定的な命題である。仮説を構築しそれが正しいかを試す。失敗してもそれは一つの発見であり、有意なものである。

③モデルとは問題を解決する道具であり、現実の複雑な世界を理解するために、現実を単純化し、本質的と考えられる要素を抜出し、それらの関係を記述したものがモデルである。これをモデルを構築することにより一貫した答えを導ける。モデル=考え方と考えることができ、モデルをさらに構築したものが思想体系といえる。


こうした知的作業の本質を頭に入れて、日々生活していくための具体的な行動として


考えが浮かばないというときは知識の欠如のみならず、そもそも考えが足りないということがある。考え続けることが重要。


情報があふれている中、与えられた情報を受身で受け取っても意味がない。そうした情報を自分で問題意識を持ち、手繰りよせることが重要である。


目的を達成するためにはそのために知識を積み重ねるのではなく、目的を達成するためには何が必要かという逆の方法により達成すること。


といった行為を行うことが重要。



感想として始めの方はGメールの使い方や検索の仕方といったテクニカルな話が多く面白くなかったが、中盤あたりから自分のためになるような話がやっと出てきた。読んでためになる本だと思うが、テクニカルな話が少し多いと思う。(テクニカルな話もすでに自分が実践していたものが多く、これか特に役立ちそうな感じがしなかった)