100万円の手形は99万円になるという話は前回のお話。

それでは、その99万を実際に現金化するために他に何が必要か、を考えてみましょう。

 

銀行は近年ペーパレス化を進めていて、小切手や紙の手形をどんどん縮小しています。

紙の手形帳50枚は1万円もしますし、手形の額に応じて収入印紙を貼る必要があります。

そしてDX化であらゆる取引を電子化しているため、店舗で人が受付するブースがどんどん減ってきていますね。

 

さて、紙で受け取った受取手形は、会社の誰かが銀行へ持参します。

銀行に着いたら、受付カードを取り、長いこと順番を待たされて、やっと手続きを終わらせることができます。

 

ただ、そこでは、見えないコストがかかっています。

・銀行へいくガソリン代

・待機時間の人件費

電子債権であれば、少しはコストが減りますが、

人件費は計算してみると、チリツモでけっこうな金額に積みあがることになります。

 

それを差っ引くと、現金化するためのコストは1万円ではないという事です。

 

また、別の立場に立つと、恐ろしいことも想像できます。

それはまた次回に。