「ソフトウェアの品質が良いってどういうことだと思う?」
一年目に聞かれたとき、
「速く動いて、軽い」とか
「機能がたくさんある」とか、答えました。

違うんです。そのとき言われた言葉をそのまま言うと「バグが無いこと」

そのときは、
「え、バグが無いって当たり前じゃん?」って思ったんですが、
当たり前じゃないんです。今では常識です。
高品質=不良(故障)がないこと。

そして、大命題のようになっていて、暇さえあれば品質向上などと銘打った
アラ探し(もう本当に細かいことでも、下手するとコメントの間違いとかでも)
して、問題にして、それはもう大変な労力をかけて直したりします。

でも、今日読んだデマルコの(最近良く出てきます。全部一冊の本です。)
本で言うに、不良がないことは
・画期的な機能がある。とか
・使いやすい。とか
9種類くらいある品質がよいと感じることの中の一つでしかない。
それだけにそんなに時間をかけることがそんなに大事か?
と書いてありました。
ちょっと、久しぶりに冒頭にある昔の感覚を思い出した気がします。



でもね。。。多分、品質向上なんていうつまんない作業が
大手を振って行われるのは、
やれば成果がでる仕事だからと思います。
間違い探しですからね。根気さえあれば誰でもできるんです。
そして、今まで作ったものを肯定できるから。


画期的な発見とか、よくするとかは
見つけると今までの成果を否定することになるんだよね。

それを誰かの責任にする人がいるかもしれないし、
今あるものを否定されると嫌な気持ちになる人がいるから
そういうことになるのかもしれませんね。







それは多分、モノを良くしようと思ったら悪です。