日本人には知られたくなかった業務効率改善のノウハウ
イスラエルの物理学者が1984年に出版。大ヒットしたのですが、日本では発売されませんでした。
なぜなら、日本は当時バブルの絶頂期。
「日本人にこのノウハウを教えたら、大変なことになっちゃう。日本が儲かりすぎて、世界経済が崩壊しちゃう。」
ということで、ずっと日本語訳されずにいました。
で、バブルが崩壊してしばらく経ってからやっと日本語版登場。
瀕死の工場をどうやったら生き返らせることができるか?
①企業の目的ってなんだ?
工場の目的は企業の目的とは違うのか?
②製造ラインの一部分の効率を上げたところで、製品が早く完成するとは限りません。
例えば、レストランでどんなに料理を作るのを早くしたって、お客様の前に料理が出てくるのが早くなるとは限らない。注文をとるのが遅ければ、料理を作り始めるのが遅くなるからだ。
では、どうしたら製品の完成を早めることができるのか?
③「おい!そこの君。ぼーっとしてないで作業しなさい。」
「いや、作るものがないんですけど…」
「いいから何か作りなさい!」
こんな指示出していいのだろうか?
余計な在庫を増やすために無闇に作業して、本当に工場の効率が上がるのか?
経営者の方々、上司の方々が必ず直面するであろう問題とそれについての解決方法が書いてあります。
工場でなく、すべての仕事に応用できます。
いや、仕事でなく人生にも応用できます。
人生の目標に向けた行為(知的行為)を積み重ねることができれば、必ず人生は向上するのですから。
- エリヤフ ゴールドラット, 三本木 亮
- ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か