5月17日上賀茂神社の献茶会に行って来ました。

とても天気が良く、すがすがしい日です。

この日、とびきりの幸運に恵まれました!

一の鳥居を入ると、「神馬舎」が見えてくる・・・

神馬

二の鳥居

楼門

中門

本席・副席は「参集殿・客殿」で行われました。

※写真は撮れません・・・・

本席にて・・・

私をはじめ皆さんが席に着くと、御正客席と続く5席ほどが空席。

そこに裏千家御家元坐忘斎宗匠・上賀茂神社宮司・4名がお入りになりました。

それを見て一同驚き、私もびっくり、顔が輝きました!

宗匠は足を怪我されているらしいが、静かに正座なさいました。

他の方々には「足を崩してください。」と・・・

さっそくお点前が始まり、御亭主が入られご挨拶。

そこにお菓子が運ばれてきました。

宗匠の前には一人用の小さな菓子鉢に主菓子が1つ。

黒文字が2本添えられていました。懐紙に取る箸として。しかし・・・

「こういう時は黒文字1本のほうがよいね。」とおっしゃり、

煙草盆に1本を置き、菓子鉢を手に取り懐紙に取らず、

直接お召し上がりになりました。

「私もこの年になり、だんだん年上がいなくなってきたから、

これから細かい事を言うようにしようと思っているんですよ。

まずは京都のこういう席から・・・」とおっしゃいました。

その他「煙草盆とキセル」・・・

茶室が禁煙であることからキセルが置かれていなかったことに対し、

「使わないにしてもキセルは置いたほうがよい。」と。

「淡々斎のお軸」・・・素晴らしい逸品

「淡々斎のらしい見事な字を久しぶりに見た。」とお喜びに。

花入れの白い「山ぼうし」の花を見て・・・

「これは見事な山ぼうし。最近は鉄線でも洋のものを使うことが多いが、

山ぼうしのような和花をもっと使うべき。」

などの話をされました。

話を聞き漏らすまいと、神経を集中させました。

副席

副席は立礼、茶室ではなく集会場・・・美味しいお茶のすばらしいお席でした

その後中門横の拝服席で一服いただき、すべての席を回り終えました。

点心は「三友居」

上賀茂神社の守り神「ヤタガラス」・・・みちびき守り

坐忘斎宗匠と同席できるなんて、幸運に恵まれた1日!

すべてに感謝・・・