大阪・泉佐野保健所管内の医療機関から、麻しん(はしか)の発生届がありました。


 検査の結果、きょう、はしかと確認されたのは20代男性で、海外渡航したあとの5月19日に症状が出たといいます。

 主な症状は発熱や発疹、腸炎などで、現在快方に向かっているということです。

 大阪府は、男性の行動履歴を確認し、そのうち感染性のある期間に利用して、不特定多数と接触した可能性のある場所を公開しました。

 泉佐野市にある「スーパーセンターTRIAL」りんくうタウン店で、5月19日の午前11時30分から午後0時30分まで滞在したということです。

 府は、該当する日時に施設を利用して、6月9日までに発熱や発疹など、麻しんを疑う症状が出た場合は、事前に医療機関に連絡して受診するよう呼びかけています。

またその際は、マスクを着用し、公共交通機関の利用は避けるよう推奨しています。

《はしか風邪のような症状のあと、高熱と発疹》
 大阪府では、今回の1件を加えて、今年8件目のはしかの報告となります。(去年は1年間で5件。2019年は1年間で149件)

 大阪府は以下のような注意・対応を呼びかけています。

 ・感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪の様な症状が現れます。

 ・2日から3日間ほど熱が続いたあと、39℃以上の高熱と発疹が出現すると言われています。

 ・感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力は非常に強いと言われています。

 ・麻しんの定期予防接種(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間)をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談してください。

MBS放送から(引用)
2024/5/27