大阪府八尾市の職員の男が葬儀関連業者から現金約40万円の賄賂を受け取った疑いで、8日逮捕されました。


 加重収賄などの疑いで逮捕された八尾市立斎場の現場責任者、西川雅昭容疑者(59)は一昨年10月以降、葬儀関連商品の販売を行っていた木下昌宏容疑者(61)らに利用者の名前や住所などを伝えた見返りとして、現金あわせて40万円余りを受け取った疑いがもたれています。

 西川容疑者は火葬許可証に記されていた情報を使って資料をつくり、約280回にわたり、あわせて3000人分の個人情報を漏らしたとみられています。警察は西川容疑者らの認否を明らかにしていません。

 八尾市は先ほど会見を開き、市民や利用者に謝罪した上で「個人情報の漏洩が疑われる重大な事案と認識し、調査チームを立ち上げ、事実関係を徹底的に究明する」としています。