関西テレビ「newsランナー」コメンテーターの菊地幸夫弁護士は、「『タグ』というのは一つの有効な手段だと思いましたけど、それを利用されているということになる。産地偽装は、今回の逮捕容疑となった不正競争防止法違反や、それから景品表示法・食品表示法といった法律が絡むこともあります。それぞれの法律の罰則を強化する、ペナルティーで規制していく方法しかないかもしれません」と話しました。
高級ブランド「間人ガニ」偽ったか 5隻の漁船だけに与えられる『タグ』つけ販売 入手ルートなど捜査へ
関西テレビ
『幻のカニ』とも呼ばれる「間人ガニ」
兵庫県産のズワイカニを京都府京丹後市の高級ブランドガニ「間人ガニ（たいざがに）」と偽って販売したとして、水産会社の代表らが逮捕されました。
不正競争防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、京丹後市の「まるなか水産」の代表中井満容疑者（42）と元従業員の山崎一成容疑者（52）です。
中井容疑者らは去年2月、兵庫県産のズワイガニ2杯に、京丹後市の高級ブランドガニ「間人ガニ」のタグをつけて、合計5万4500円で販売した疑いなどが持たれています。
「間人ガニ」は漁獲量が少なく、品質が高いことから『幻のカニ』と呼ばれていて、タグは京都府の漁協組合からわずか5隻の漁船にのみ配布されていました。
調べに対し、中井容疑者は「およそ10年前からやっていました」と容疑を認めていて、警察はタグの入手ルートなどを調べています。
関西テレビ放送から(引用)
２０２４／４／５