社会調査研究センターは17、18日、スマートフォンを対象とした調査方式「dサーベイ」による全国世論調査を実施した。自民党派閥の政治資金をめぐる事件の関連で日本の政治を信頼しているかを尋ねたところ、「信頼している」との回答は「大いに」の2%と「ある程度」の23%を合わせて25%にとどまり、「信頼していない」が「あまり」の43%と「全く」の31%を合わせて74%に上った。


 「信頼していない」と答えた人に「あなたの政治不信が向けられているのは」と尋ねたところ「全ての政党・政治家」が54%(回答者全体の40%)を占め、「自民党」が32%(同24%)、「野党」が2%(同1%)だった。「主権者である国民」と答えた人も4%(同3%)いた。

 「もしトランプ氏が米大統領に返り咲いたら」という意味の「もしトラ」についても質問。「不安」を感じるとの回答が59%を占め、「期待」が10%、「どちらとも言えない」が31%だった。年代別にみると、18〜29歳では「不安」が38%で「どちらとも言えない」の40%と拮抗(きっこう)。「不安」は年代が上がるにつれて増加し、70歳以上では79%だった。

 dサーベイは、NTTドコモのdポイントクラブ会員を対象としたアンケートサービスを使用し、全国約6500万人(18歳以上)を母集団として無作為抽出調査ができるのが特徴。今回は2043人から有効回答を得た。調査結果の詳細は同センターのホームページに掲載されている。【社会調査研究センター】

毎日新聞から(引用)
2024/2/20