<浜名湖ボート:浜名湖賞>◇G1◇最終日◇30日


峰竜太の優勝で幕を閉じた今節。6日間の総売り上げは90億464万8700円と目標の75億円を大幅に上回るとともに、浜名湖周年歴代最高の72億2050万7400円(21年・68周年)を約20億円も上回り歴代1位と、まさにゴジラ級の売り上げ。大盛況のうちに終了した。

  ◇  ◇  ◇

峰竜太(38=佐賀)がイン逃げ圧勝で通算18度目のG1優勝を飾った。2着には菊地孝平、3着には秦英悟が入った。

レース前、スタートを行くかどうかをすごく悩んだ。フライング1本持ち、さらにG1優勝戦。切った時のリスクは計り知れない。それでも、「全速で行く」と覚悟を決めて本番に臨んだ。タイミングはコンマ03のトップスタート。「本気のいいスタートが行けた」と自画自賛した。あとはもう独壇場。他艇を突き放すとゴールへ一直線。右手でアロハポーズを決めてファンの声援に応えた。

昨年は蒲郡SGダービーで優勝するなど、復活を遂げた。しかし、満足感はない。「グランプリを勝てなかったのが悔しくて…」。目標とするのは3度目のグランプリ制覇。さらに「数字や賞金じゃなく、自分が一番になったという証しが欲しいですね」。レーサーとして圧倒的な存在となることに思いを巡らせた。

共同会見の最後に今節、売り上げを含めて盛り上がったことを知ると「峰効果ですね。ガオ~ッ」と両腕でポーズ。この天性の明るさは、やはり大舞台には欠かせない。

日刊スポーツから(引用)
2024/1/30