山梨県の長崎知事は20日、自身が参与を務める自民党派閥「志帥会」(二階派)のパーティー券収入について、ノルマを超えて集めた1182万円を、政治資金収支報告書に記載していなかったと明らかにした。富士吉田市内で記者会見を開いて説明した。


 長崎氏によると、1182万円は2019年に開催した二階派の政治資金パーティーに関連した収入だという。二階派から処理方針が示されず、自身の資金管理団体「日本金融経済研究フォーラム21」の収支報告書に記載していなかった。現金で保管していたという。

 二階派が18日付で収支報告書を訂正したことを受け、長崎氏も19日付で自身の収支報告書を訂正した。遡って訂正できる2020年から3年間の報告書で処理したという。

 長崎氏は会見で「多くの支援者から託されたお金にもかかわらず、長年放置してきた。深く反省し、おわびする」と陳謝した。法令や会計について弁護士などから助言を受けるといった新たな管理体制を整えたという。

読売新聞から(引用)
2024/1/21