<鳴門ボート:大渦大賞>◇G1◇最終日◇5日


板橋侑我(27=静岡)が、3コースからまくり差しを決めて、21年11月の浜名湖周年に続き2度目のG1制覇を果たした。

人気のイン白井英治は2着、3着には吉田拡郎が入った。

見事な準優の再現だった。「勝つには3コースからのまくり差しのイメージしか考えてなかった。1Mはハンドルを切った瞬間、入ったと思った。完璧なターンでした。でも本当に勝てるなんて、まるで夢のようです」と興奮気味。「最も好きな3コースで勝つことを念頭に練習してきた」と話す通り、師匠(笠原亮)譲りの峻烈(しゅんれつ)なターンを決めた。

同期の新開航が11月の常滑G1ダイヤモンドカップで優勝したのも刺激になった。来年3月、戸田で行われるSGクラシック出場権も獲得して「一緒に行けるのが何よりもうれしい」と喜んだ。2月には待望の第1子も生まれる予定。さらなる飛躍につながる戴冠となった。

◇6日間の総売り上げ 65億1844万100円で目標の60億円を大きく上回った。

日刊スポーツから(引用)
2023/12/5