「岸和田だんじり祭」で知られる大阪府岸和田市制100年を記念しただんじりの特別曳行が3日、市役所前の通りで行われた。祭り本番(16~17日)に先立ち、だんじりの勇壮な姿を披露した。


だんじりが通りに曳き入れられ、正午前に22町が勢ぞろい。記念式典では、実行委員会の徳田孝幸委員長が「戦争や自然災害などの苦難を乗り越え、100年の節目を迎えた。だんじり文化を絶やすことなく、後世に伝える」とあいさつした。

だんじりが各町に戻る際も「ソーリャ、ソーリャ」と威勢のかけ声をあげ、通りを駆け抜けた。

岸和田市は昨年、市制100年を迎えたが、新型コロナウイルス禍を考慮して特別曳行は開催を延期していた。

大阪市東住吉区の大学院生、表谷修平さん(24)は「迫力あって、かっこよかった。本番の祭りには行けないので、この姿を目に焼き付けたい」と話した。

産経新聞から(引用)
2023/9/3