偉大な先輩たちからねぎらいの言葉が贈られた。23日のヤクルト戦後、東京ドームで行われた巨人の亀井善行外野手(39)の引退セレモニーで、親交の深い4人の球団OBからのビデオメッセージが流れた。


 1人目は、現役時代から信頼関係の厚い、前監督の高橋由伸氏(46)。ケガに苦しんだ後輩を自身の現役時代の姿に重ね「同じような時間を過ごして、同じような選手としての道を歩んだかなと思います。なので、数字というよりも一つ一つのプレーや、劇的な一打が記憶に残る選手かなと思っています」と、ここまでの活躍を評した。

 2人目は、現役時代に食事に行く機会が多かったという、日本ハムの小笠原道大ヘッドコーチ兼打撃コーチ(47)。思い出について振り返りながら「亀のその一瞬にかけるプレーに、そのすさまじい集中力というのは当時感じていました。それが見れないというのは非常に残念ですけど、これからも大事な人生でありますので、頑張ってください本当にお疲れさまでした」と、そのポテンシャルを称えた。

 3人目も、共にリーグ優勝に大きく貢献したアレックス・ラミレス氏(47)。亀井の人柄を高く評価し、「カメイサーン、オツカレサマデシター! みんながあなたのことが好きで、みんながあなたのことを愛しています。お疲れさまでした」と、現役時代と変わらない笑顔を見せた。

 最後は、中学時代から親交のある同級生で、元チームメイトの西武・内海哲也投手(39)。亀井を「本当に大切な仲間」と話す内海は「まだまだ活躍してる姿を見ていたかった」と悲しむ一方で「亀がいろいろ考えて、悩んで、決断したことだと思います。これからカメちゃんの人生を全力で応援したいと思います。本当にお疲れさまでした」とねぎらいの言葉を送った。

 多くのファンはもちろんのこと、多くのチームメートにも愛されていたことが伝わる、豪華なビデオメッセージの数々となった。

東京スポーツから(引用)
2021/10/23