阪神が岩田稔投手(37)を来季の戦力構想から外したことが27日、関係者への取材で分かった。


 岩田は関大を経て2005年の大学・社会人ドラフト希望枠で入団。大阪桐蔭在校時に発症した1型糖尿病と闘いながら、ここまで通算200試合登板で60勝82敗、防御率3・38の成績を残してきた。

 プロ16年目の今季は1月上旬に新型コロナウイルスに感染。6月には中継ぎに転向し、7月の1軍昇格時には3試合に登板して防御率0・00と好投した。ウエスタンでは17試合登板で4勝1敗、防御率1・97。後半戦はここまで1軍昇格の機会はないが、リーグ優勝が決まった24日のウエスタン・オリックス戦では1点リードの四回2死一、三塁のピンチで登板し、わずか1球で岡崎を三邪飛に抑えて火消しに成功していた。

 球団は近日中に岩田と今後について話し合いの場を持つ予定。生え抜き左腕は他球団での現役続行を目指すのか、引退を決意するのか。その決断が注目される。

デイリースポーツから(引用)
2021/9/27