大相撲の元関脇・豪風で、尾車部屋付きの押尾川親方(41)が、来春にも独立する方向であることが22日、分かった。東京・墨田区に土地を確保済みで、今年6月頃に着工予定という。師匠の尾車親方(元大関・琴風)は来年4月26日に65歳となり、定年を迎える。押尾川親方は「師匠の誕生日をメドに、部屋をしっかり用意するために準備しておくということ」と話した。


 予定地は両国国技館までバス、電車を使って20分ほどの好立地。東京スカイツリーも見える。「力士ファーストで場所を考えた」と説明した。6階建てで3階までは相撲部屋として使用。4階より上は賃貸マンションに加え、大学も近所にあることからシェアハウスにする予定など、ユニークな試みも考えられているという。「力士とも同年代でしょうから、いい触れ合いを持ってくれれば」と願った。

 かつて押尾川部屋はあったが、05年3月で閉鎖。今回、押尾川親方が独立となれば、それ以来の“復活”となる。同親方も「押尾川部屋は十数年ぶりのことになる」と話し、「下町を愛し、下町に愛されるように。土俵の中は厳しく、それ以外ではチームワークのある部屋づくりを目指す。この街の新たなシンボルとなれるよう頑張りたい」と夢を描いた。

スポーツ報知から(引用)
2021/4/22