去年11月、大阪府東大阪市で大阪地検の護送車から逃走し、知人の男に匿うよう依頼したなどの罪に問われている男の裁判で、検察は男に懲役4年6か月を求刑しました。

 起訴状によりますと、東大阪市の大植良太郎被告(42)は去年11月、別の薬物事件で勾留中、大阪地検の護送車から逃走しました。この際、知人の男(38)に対して家に匿うよう依頼した犯人蔵匿教唆などの罪に問われています。

 10月7日の裁判で検察側は「『助けてくれと言われた』という知人の男の証言から依頼したことは明らかである」などとして、懲役4年6か月を求刑しました。

 一方、弁護側は起訴内容の一部について無罪を主張しています。大植被告は「たくさんの人に迷惑をかけてしまい申し訳ありません」と述べました。

 判決は11月6日に言い渡されます。