大阪府の吉村洋文知事は5日、中国のIT企業が運営する動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の公式アカウントを停止したことを明らかにした。中国への情報流出の懸念が指摘されており、府庁で記者団に「安全保障上の課題が明らかになるまで中止することが適切と判断した」と述べた。運営会社との事業連携協定も一時凍結するとした。

 吉村氏によると、安全保障上の課題の有無を政府に問い合わせたところ、明確な回答は得られなかったという。

 一方、吉村氏は新型コロナウイルス関連で投稿した動画について「100万回以上の再生があり、小中高生に情報を伝える有効なツールと思う」とも語った。

 ティックトックをめぐっては、米国が安全保障上の懸念があるとして運営規制に動いており、神戸市や埼玉県も公式アカウントを停止した。

読売新聞から(引用)
2020/8/5