宇都宮市は27日、市内在住の20代女性、30代の夫婦、40代男性の計4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

 発表によると、20代女性は、同市本町のキャバクラ店「リンダ」の従業員。21~23日にそれぞれ午後8時半~翌日午前0時半に勤務していた。22日から耳が痛くなるなどの症状が出ていた。21~23日の利用客は計29人。市は同店を利用し、体調不良の人に対し、市保健所(028・626・1135)などに相談するよう呼びかけている。

 同店は27日から当面休業。これまで客が入れ替わるたびにテーブルを消毒するなどしていたといい、市は従業員らに濃厚接触者にあたる人がいるか調べている。

 夫婦のうち30代女性は栃木県西環境森林事務所(日光市)に勤務する県職員。県や宇都宮市によると、女性は25日に38・5度の発熱と関節痛があった。女性は不特定多数の人と接触する業務には当たらず、22日から出勤していない。27日は事務所を閉鎖、28日も継続する。

 夫の30代男性は20日、都内の事業所に勤務。22日夜に 倦怠 けんたい感があり、23日から嗅覚異常の症状が続く。

 一方、40代男性は25日夜にせきなどの症状があり、26日には40度の高熱が出た。行動歴は調査中。県内の感染者は計167人になった。

読売新聞から(引用)
2020/7/28