小倉智昭(73)をメインキャスターとして1999年に放送が開始された朝のワイドショー「とくダネ!」(フジテレビ系)が、来年3月で終了することが「週刊文春」の取材で分かった。

「オリンピックに思い入れが強く、『とくダネ!』で毎回現地取材を続けていた小倉さんは、常々、『東京五輪までは番組を続けたい』と話していました。『それまでは、たとえギャラを下げても』と冗談めかして言うほどで。番組上層部とも、東京五輪後の今年9月で終了するかどうかを話し合っていたようです」

 しかし、コロナ禍で五輪が延期となり、番組を取り巻く状況が変わった。

「コロナの影響で広告収入が大幅減になり、フジは制作費を削減するため、出演者に高額なギャラを払っている番組の見直しを始めました。まずは、安藤優子さんが司会の『直撃LIVE グッディ!』の9月終了を決定。小倉さんに『とくダネ!』の来年3月打ち切りが伝えられたのは、『グッディ!』終了が報道された7月初旬のようです。小倉さんは『フジが大変なのだったら』と、五輪を待たずに勇退を決意したと聞いています」(同前)

「とくダネ!」の終了について、小倉の所属事務所は「そういう話があったか、なかったかということもお答えできません。フジテレビに聞いてください」と回答。

 フジテレビ広報部は「番組の詳細についてはお答えしておりません」と回答した。

 7月30日(木)発売の「週刊文春」では、小倉とフジテレビの特別な関係や「とくダネ!」にかけていた思い、東京五輪で果たす予定だった“役割”、番組終了後の仕事の予定などについて詳報する。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年8月6日号)

文春オンラインから(引用)
2020/7/27