新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請が解除されて約1ヵ月が経ったこの土日、感染者がまだ出ている京都と大阪で、繁華街の人出の増加が他の地域より顕著であることが携帯電話会社のデータから明らかになりました。
NTTドコモによりますと、京都・四条河原町周辺の人出の増加率は、緊急事態宣言前と比べて27日(土)が90.3%とほぼ倍増し、28日(日)も73.2%と高い水準となった他、去年の同じ月と比べても1割から2割ほどの減少にとどまりました。また、大阪・梅田の人出は緊急事態宣言前と比べてこの土日に5割から7割近く増加、難波周辺も6割から8割近く増加しました。一方、神戸の三ノ宮駅周辺は27日が約20%、28日は約10%の増加にとどまり、京都や大阪と比べて増加幅が小さいことがわかりました。28日までに京都では4日連続、大阪では5日連続で感染者が出ている一方、兵庫ではこの4日間で1人のみです。