大阪府警が小中学生へテレビ岸和田で非行防止教室
大阪府警が岸和田市の小中学生向けに、休校中の環境を利用して広く呼びかけようと、非行防止教室を地元ケーブルテレビのテレビ岸和田で放送を始めた。

同教室は、毎年定期開催しているが、今年は新型コロナウイルスの影響で困難に。府警は、岸和田市教育委員会が同テレビ局で放送する学習番組とのタッグを提案し、実現した。

テレビ岸和田は、もともと「子供応援応援プロジェクト」と題して、地域の子供食堂に米を寄付するなどの取り組みを行ってきた。緊急事態宣言の発令により、他に支援できる活動はないか模索していた時に、市教委からの打診で学習番組の放送を開始した。担当者は「緊急事態宣言で通常の番組収録はできないが、今回は特別に最低人数で撮影しました」と明かした。

非行防止教室は約15分。SNSによる犯罪被害防止や薬物乱用の怖さなどを伝える。安易に送信した“自撮り写真”が拡散され、それが児童ポルノにつながるなどの被害も出ており、これらの多様なケースを伝え、運用に警鐘を鳴らす。???

府警によると、現在は岸和田市だけだが、他の市教委で動画配信を検討しているところには、今回の動画も一緒に配信してもらえるように調整している。

府警担当者は「安易なことはしないように、と。犯罪やトラブルにつながる。保護者の方にも見てもらって、SNSの危険性、子供の変化にも気をつけてもらいたい」と話した。テレビ岸和田のホームページからも閲覧できる。【南谷竜則】

日刊スポーツから(引用)
2020年5月2日