話は遡って夏休み。
高校の夏期学習会の現代文の最終講で、テキストの問題の小説を読んでたら、やけに文章の感じが新海誠に近いなぁと感じて、作品を確認したところ、村上春樹の『国境の南、太陽の西』だった。
そういえば新海誠は村上春樹に影響を受けていると言ってたので、やっぱりなんとなく近いものがあるなぁ、なんて思いながら読み進めてたところ、なんと『秒速5センチメートル』と同じようなフレーズを発見!
『国境の南、太陽の西』
“その温かみをいったいどのように扱えばいいのか、どこに持っていけばいいのか、それが僕にはわからなかったのだ。”
『秒速5センチメートル』
“明里のそのぬくもりを、その魂を、どこに持っていけばいいのか、どのように扱えばいいのか、それが僕にはわからなかったからだ。”
なんとなく一致!
問題になっていたのは国境の南、太陽の西のほんの一部分だけだから何とも言えないけど、なんとなく設定も似てる気がした。
登場人物は父親の仕事で転校に慣れていたり、そのお互いに好意のある男女が別々の中学校に通うことになってしまったり…。
問題を解きながら独りでテンションが上がって、その日からこの村上春樹の小説がずっと気になってて、機会があればいつか読みたいと思っていました。
今からちょうど2週間前、友達に連れられて僕はめったに行かない図書館に行った。
そこでなんとその小説を発見!
でもその日の翌日からはテスト週間で、読書してる時間なんて無く、テスト後に読もう!と思って結局その本は借りずにその日は帰った。
その後図書館に行く日が来るのかはわからなかったけど(笑)
なんせ僕は読書が大の苦手なので図書館にはめったに用事がないし、その小説のためとはいえ、僕の足が図書館へ向かうかどうかはわからない。
そしてその日そのことを母親に話したら…
うちにあった!
そういえばうちの両親も村上春樹のファンだった。
巷ではあんな有名で人気な村上春樹の小説、読書が苦手な僕はうちにある本にほとんど興味を示したことがなかったし、もちろん村上作品にも。
ということで、テストも今日で終わったし、苦手だけど読書に挑戦してみようと思うわけです!
いったい読み終わるのにどのくらいかかるんだろう…(笑)