読書 | 毛玉達との素敵な生活

毛玉達との素敵な生活

面倒なこともたくさん



ここのところ少し忙しかったのですが本は読んでいました。
待ち時間や電車移動の時に。
表紙に顔が思いっきり写っているのでなんだかいやだな
と思い隠しました。
{E3803F31-645C-4A5A-856B-332B5FDDD76C:01}
 
この「別海から来た女」は東京千葉埼玉で殺人を犯した
犯人の生い立ちから裁判までをたどっていく話し、
わざわざ生まれた町と曾祖父の代まで住んでいた福井県九頭竜川まで行って取材をしていたので、
きちんとしたルポルタージュになっているんじゃないかと思ったけどがっかり、
これじゃ逮捕された当時の週刊誌やワイドショーと同じじゃない、
彼女の容姿ばかりにスポットを当てて面白おかしく報道していたあれと。

前に読んだ『東電OL殺人事件』がきちんと取材されてて
個人的見解も少なく、読みごたえがあったので期待していたんだけど。

文の中に「デブ」「ブス」が多く出てくる、
そんなにこの犯人が嫌いか?と思えるほど。
まあ殺人犯なんだから嫌いだろうけども。
物的証拠もないし自供もしていないので実際に犯人なのかどうかは本人にしかわからない、状況証拠のみなんだけど裁判での様子を見ると冤罪ではない気がするけどね。
それにしても内容は薄かった、薄すぎてあっという間に読み終わった、
読みごたえがないとなかなか進まないんだけど、
これは週刊誌のような気持ちの悪さを感じる本だ、
さらっと終わった。




それとこの山口県光市の事件、その遺族の本村洋さんについて書かれた本。

{469DFDC2-07EA-47C2-8FD5-EF67A43EB5AA:01}

被害者遺族の側に立ったありきたりな「かわいそうね」な話しかと思いきや途中何度か泣いてしまった。
本村さんの無念さを思って泣き、辞表を出した時の上司の言葉「労働も納税もしない人間が社会に訴えても、それはただの負け犬の遠吠えだ。」というくだりで泣き、
外で読んではいけないなと思った本。
死刑が是か非かは別として、最終的に死刑判決が出た裁判の時の弁護側のやり口はひどすぎだな。
今本村さんはどうしているんだろう、と感じた本。

本当にこんな本ばかり読んでいるのもどうかと思うけども。

NHKの0655でやっているたなくじで出たのがこれ、
何かを暗示している気がするね。
{155D0632-B80C-4326-BFCD-FF363F046BE7:01}