こんばんは、のいです♪
先日、ウイスキーを燻製してみるという記事を書いたんですが、
昨日、実際にやってみたので、その話を書きます。
実は、GW前にもやっていたんですが、燻製の時間があまり取れなくて、うまくできなかったので、
今回はその続きのような形になりました。
まず、「液体を燻製する装置」を作ります。
こちらは、Twitterで見掛けたもの。
(これは、醤油を燻製しています)
必要なものは、
・ポンプ(金魚とかの水槽に空気を送る機械)
・チューブ(ポンプに付属している場合もありますが、それだけでは足りない)
・はちみつ等の空き瓶(ふたが金属のものが好ましい、ホームセンター等にもある)
・アルミパイプ 又は チューブを繋ぐ部品(正式名がわかりません。僕は外径が4㎜のアルミパイプを使用)
・スモークウッド(今回は桜を使用)
・金属用の接着剤
装置としては、以上です。
全部ホームセンターで揃いますし、1500円~2000円で買えます。
こんな感じ。
作り方です。
まず、瓶のふたに、2ヵ所穴を開けます。
金属の場合は、釘で簡単に開きます。
外径が4㎜のアルミパイプを使ったので、同じ太さの釘だとさらに簡単です。
それから、アルミパイプを切断します。
1本は、瓶のふたから底までの長さ、もう一本は3㎝くらい。
ぴったりじゃなくても大丈夫ですが、切った所が潰れないように。
この2本を、瓶のふたに、接着剤で固定します。
2本とも、ふたの外側に3㎝くらい出るようにします。
短い方は、ふたの内側にはほとんど出ないような形です。
ここな一番難しいので、接着剤ではなく、しっかり固定できるテープなどでもいいと思います。
接着剤が乾けば、装置は完成です。
スモークウッドに火をつけ、瓶のなかに入れて、蓋をしっかり閉めて、
アルミパイプの長い方はポンプに繋ぎ、短い方は、差し込んだチューブの反対を燻製したい液体の中に入れます。
すると、瓶のなかで出る燻煙が、ポンプで押し出されて、液体の中を通るようになります。
あとは、ウッドが燃え尽きるまでやるのか、適度な時間でやめるか、だけです。
そんなわけで、やってみました。
これは、昨日やった写真。
GW前は、コンセントに繋いで稼動するポンプでしたが、便利なのは電池式のポンプ。
1回目は、ウッドの火がすぐに消え、あまり燻煙を通すことができませんでした。
昨日やった2回目でも、やっぱりすぐに火が消えてしまい、
消えては着火を繰り返し、トータルで30分くらい燻煙を通せたと思います。
後でアドバイスを頂いたんですが、ウッドが瓶に接していると火が消えやすいので、
台などを置いてやると、火が消えにくくなる、とのこと。
次回はそれでやってみようと思いました。
最後、試飲です。
使用したウイスキーは、キリンの富士山麓。
小瓶に、約250ml取り分け、1回燻製したものを、再度燻製しました。
1回目の後の試飲では、少しチョコレートの風味を感じる程度でした。
2回目では、香りに錆びた金属を感じるなど、かなり違いを感じました。
飲むと、アルコールの刺激が少し和らいだのと、香りと同じ金属系の刺々しい味を感じました。
かなりネガティブな方向に行ったと感じました。
加水(ウイスキー:水が2:1くらい)すると、金属の味がより強く出てきて、より飲みにくい感じになりましたが、
加水して15分くらい経つと、金属味がやや和らいで、スパイシーと呼べるような味になりました。
あまり語彙力がない表現ですが、ファークラス105を少し軽くしたような感じで、
シェリー樽っぽさもわずかに感じました。
徐々にネガティブな印象が薄くなっていきました。
2日、3日と放置することで、味が落ち着いて来ると言う話もあるので、
また数日後に試飲をしてみようと思います。
なんとなく、1回目でほのかにチョコレートの風味がついたので、そちらの方向に行くと勝手に思っていました。
1回目から2回目までに間が開いたのとか、その辺りの影響もあるかもしれませんが、
またやるときには、ウッドの火が消えないような工夫とか、間を開けて2回目をしない、とか、
そういった部分をかんがえてやらないといけないと思いました。
今回の実験に関して、味の評価はしにくいところですが、
いろいろと試行錯誤することで、面白いものが得られるんじゃないかと思いました。