こんばんは、ウイス吉です♪
今日はもうひとつ(笑)
風邪を引いて断酒している頃、「マツコの知らない世界」を見ていたら、
ビールの味が変わる備前焼タンブラー、というものが紹介されていました。
備前焼は、割と身近な焼き物なので(産地の近くに住んでます)、
ガラスのグラスに注いだものと備前焼に注いだものとで味が変わることは知っていましたが、
日本酒やウイスキーも変わる、と紹介されていたので、
「ウイスキーの味も変わるのか、これは試さねば!」と(笑)
非常に単純な頭をしてます(笑)
ウイスキーを飲むときには、透明なガラス製の器を使うもの、という固定観念があったので、
夏に居酒屋で、ホワイトホースをストレートで注文したときに、
湯飲みみたいな器に入って出てきたのは驚きました(笑)
備前焼で味が変わるのは、無釉薬なのが関係しているみたいなので、
その居酒屋で出た、施釉された湯飲みは、別の意図があったと思います。
それはともかく、自宅をひっくり返して、備前焼のタンブラーを探しました。
見つけたのが、これ。
たぶん冷酒用のものだと思いますが、小さくて、120ml入るかどうか、というサイズです。
ウイスキーをストレートで飲むのにはちょうど良いくらいです(笑)
で、写真左のテイスティンググラスと飲み比べました(中身はティーチャーズです)
香りに関しては、テイスティンググラスの方がかなり上です。
これは単純に形状の違いだと思います。
差を感じたのは、やはり味ですね。
備前焼だと、アルコールのピリピリ感がかなり薄くなります。
その分、スモーキーさを強く感じました。
かなり違いがあります。
何でこんなに差があるのか考えてみました(推測です)
ガラスの器と備前焼の器を比べると、「空気に触れる面積」が違う、そうです。
ガラスは表面がつるつるしていますが、備前焼はざらざらで、そのざらざらの部分が空気を通すそうです。
ウイスキーは、開栓して空気に触れると、「開く」という表現を使いますが、
味や香りがどんどん変化していきます。
グラスに注いで数十分放置しても、同じような効果があります。
要は、ガラスだと長い時間かかる味の変化が、備前焼だと数秒で起こる、という事だと思います。
特に、熟成年数の短いウイスキーだと、変化を感じやすいのかもしれません。
想像以上に変化して、面白かったです(笑)