こんばんは、ウイス吉です♪

 

 

 

さてさて、予告通り今日はアップルワインの話です。

 

 

ニッカ アップルワイン。

ペリエを買った店で、かなり安く売られていたので、一緒に買いました。

実は、ニッカウイスキーよりも先に発売された商品で、来年で発売から80年が来るようです。

元は、鳥井氏(現サントリー創業者)とウイスキー作りの考え方の違いで独立し、余市に蒸留所を建設しようとした竹鶴氏が、

資金調達などのために、リンゴジュースを販売を始めたのが、ニッカの始まり。

当時の社名が、「大日本果汁」で、それを略して「ニッカ」となりました。

そんな中で、竹鶴氏は妻から「リンゴのお酒を作ってみたらどうか?」というアドバイスを受け、

そこから作り出されたのが、このアップルワイン、とのことです。

 

で、気になっていたのが、この「アップルワイン」、何者なのか、ということ。

リンゴのお酒をざっくり分類すると、

①果汁に酵母を混ぜて醸造してつくるもの(シードル)

② ①を蒸留、樽熟成させたもの(アップルブランデー、カルヴァドス)

③スピリッツ等にリンゴ(あるいは果汁)を漬けたもの

となりますが、ニッカのアップルワインは、ざっくり言うと①+②+αになるみたいですね。

「+α」というのは、リンゴ果汁とか、諸々の添加物。

これを、樽熟成させてから瓶詰めするんだそうです。

だから、「ワイン」と名がつくものの、22度もアルコール度数があるようです。納得。

 

ちなみに、この製法、材料を葡萄にすると、シェリー酒になります。

日本では馴染みが薄い種類の酒かもしれませんが、

ヨーロッパでは食前酒としてよく飲まれていたお酒だし、

現在のウイスキーは、このシェリー酒を熟成していた樽に隠したことから生まれたという話もあるので、

そんな辺りから、竹鶴氏の妻はシェリー作りの知識と技術を持ち込んだのかも、とか勝手に考えてます(笑)

 

 

 

ひとしきり喋ったので、飲みます(笑)

 

まず、ストレート。

甘みと酸味が結構強いです。

かなりリンゴの味。当然と言えば当然ですが(笑)

後味に、アルコールや添加物が由来と思われる苦味と、どことなくウイスキーっぽい風味。

ロックにすると、苦味とか雑味が減り、かなり飲みやすくなりました。

どことなく、以前よく飲んでいたde kuyper社の方は、「アップルバレル」というリンゴのリキュールに似ている気がしました。

アップルバレルと比べると、アップルワインの方が酸味が強いイメージです。

うろ覚えですが(笑)

 

ソーダ割はまだ飲んでいませんが、たぶん飲みやすいと思いますし、

公式にジンジャーエール割りやカルピスソーダ割りも紹介されてますし、

冬の寒い日は、お湯割りにしてシナモン掛けたりすれば、かなり合うんじゃないかと思います。

そのままでも美味しいと思いますが、何か手を加えて飲む、という部分でいろいろ楽しめそうなお酒です。