こんにちは、ウイス吉です♪
今日は、ウイスキーの話も、お酒の話もしません(笑)
タイトルの通り、発達障害のことを書きます。
僕の娘(小2)のクラスメートに、軽度の自閉症と診断されている子がいます。
集団行動が苦手で、大勢の人がいる場所では落ち着けず、気が向かないことはできません。
その子は、うちの娘とは気が合うらしく、たまに遊んだりしています。
たぶん、「お互いやりたいことに干渉しない(同じ部屋で別々のことをしていても気にならない)」とか、
うちの娘が他の子のように「一緒に○○しよう」と言わないことが、その子にとっては非常に心地好いんだと思います。
昨晩、何の話だったか忘れましたが、その子と発達障害の話になり、
娘が「発達障害」という言葉に興味を持ったので、嫁さんが「発達障害」について説明していましたが、
娘にはあまりうまく伝わっていなかったので、僕が説明しました。
誰にでも得意なことと苦手なことはあるけど、発達障害の人は、得意なことと苦手なことの差がすごく大きい。
だから、苦手なことは、どんなに頑張って努力しても、発達障害じゃない人と同じようにするのが難しい。
でも、得意なことは、発達障害じゃない人がどんなに頑張っても、追い付けないくらいにできる。
発達障害は病気じゃなくて、「あの子は明るくて元気だな」とか「面白い子だな」って言うのと一緒で、性格とか個性みたいなもの。
どうしても「苦手なこと」ばかりに目がいってしまうから、「あの子はダメな子だな」とか思ってしまう人も多いけど、
本当はすごく得意なこともあって、そっちもちゃんと見ることができたら、
全然ダメな子ではないし、むしろ、他の人にはできないことを持ってる分、すごいこと。
そんな感じの説明をしました。
たぶん、娘はそれなりに理解できたんじゃないかと思っています。
もう少し踏み込んだ話です。
これは、例え話ですが、
小学生の頃「国語」「算数」「理科」「社会」のテストがあったように、
「空気を読む」「集中力」「会話力」みたいに、生きるための能力を細分化したテストがあったとします。
そのテストを、日本人全員が受けて、各科目平均点は50点だったとします。
すると、ほとんどの人は、全ての科目で30~70点の間の点を取り、平均点もその間くらいになります。
でも、10点くらいしか取れない科目も、90点以上取れる科目もある、一言でいうと「バランスが悪い」人が、何人かいます。
点数の上下が、科目ごとにあっても、平均点は大体他の人と同じで、30~70点の間になります。
この「バランスが悪い人」が、発達障害で、
「どの科目の点数が低いか」で、名前が変わります。
例えば、自閉症だったり、アスペルガー症候群だったり。
(わかりやすくするために書いたので、実際とは異なります)
最初に書いたように、「生きるための能力」なので、
平均点が高くても、例えひとつでも低いものがあると、「生きにくい(生活していて辛い)」と感じることがあります。
本人もそうですが、周りも付き合いにくいと感じていることはあります。
だから、本当は、少しでも「自分は他人と違うんじゃないか?」とか「他の人と同じように生きてるはずなのに、生きにくい」と感じることがあれば、
迷わず、専門機関で発達障害かどうかの診断を受けた方が良いと思っています。
一方で、発達障害に対するイメージが悪い人が多い、というのも事実で、
(犯罪があった際に、発達障害であることを強調したり、発達障害に対して悪いイメージを持たせるドラマなどがあったり、等)
この辺りが原因で、自身が発達障害であることを受け入れたくないため、受診できない人もいるようです。
自分自身の話をすると、
20代後半でアスペルガー症候群かもしれないと身内に言われ、
受け入れたくない一方で、自分のそれまでの人生を振り返ったとき、あまりに思い当たる節が多く、
複雑な気持ちで受診しました。
結果、「アスペルガー症候群ではないけど、傾向がかなり強い」ということでした。
先程書いたテストで言うと、10点未満でアスペルガー症候群と診断される科目で、12点か13点だった、という感じです(イメージとして)
自分のことを、客観的に知ることができたので、受診をして良かったと、今は思っています。
発達障害の人と、そうでない人の間には、大きなギャップがあると思います。
発達障害ではない人の「普通」が、発達障害の人にとっては「普通」ではないことがたくさんあります。
僕も、その「普通」を突きつけられて、苦しんだことが何度もあります。
その「普通」が理解できず、「何で?」と思うことが多々ありました。
どちらも、お互いを理解したほうがいい、というのが、僕の考えです。
発達障害でない人は、発達障害の人は何が苦手で、どういうことができないのか、というところ。
逆に、どんなところが得意で、力を発揮できるのか。
そのためには、発達障害の人は、自分自身のことをよく知っていたほうが良いし、
「普通」がどういうことで、その「普通」に対して何ができるか、何ができないか、ということ。
もちろん、得意な分野に関しても、です。
娘との話を通して、そんなことを改めて考えて、
最初は限定記事で書こうと思いましたが、平均で毎日30人弱がこのブログを見ているようなので、
微力ではあれど、認知に繋がればいいかな、と思って書きました。
娘自身がどう感じているのかわかりませんが、
自閉症の子であったり、身体障害を持った子(先天性難聴で、常に補聴器をつけている子)であったり、
あるいは身内に外国人がいる(嫁さんのお姉さんは、フランス人と結婚しました)という環境は、
先入観であったり、「普通」というボーダーを取り外してくれているような気がして、
すごく羨ましく、親としては、柔軟な考えを持ってくれるという期待を抱かずにはいられません(親バカでスミマセン、笑)
次からは、またウイスキーとかお酒の話に戻ります(笑)