「労働者諸君!
今日も一日ご苦労さまでした。さあ、明日はきっと、からっと晴れた日曜日だぞ。」

「労働者諸君!
田舎のご両親は、元気かな。
たまには、手紙を書けよ。 」

『男はつらいよ』寅さんより



蔵人。
冬のあいだ、九州の蔵人として、日本酒造りをしていたことがあるんです。

ゆっくりと時間をかけて手をかけて造る日本酒は、そりぁ、旨いのなんのって。

旨さの秘訣は何かって?
ひとつは、時間と温度。
冬の寒い朝、お米と水と麹菌からじっくり熟成させる。30日間、毎日手をかける。
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2年前、ぼくが初めて造った純米吟醸酒。世界に一本しか存在しません!

そしてもうひとつは、数百年の歴史と物語を受け継いでいる蔵人の存在。
蔵人は今でいうところのノマドワーカー。季節労働者として、農や漁などを生業とする人たちが、冬のあいだだけ各地から集まってくる。さまざまな事情の人が蔵にやってくる。そこにも物語が…。

物語は人を惹きつける。日本酒の魅力(旨さ)は、蔵人の物語そのもの。

今日は勤労感謝の日。
今年も日本中で、魅力ある酒造りが始まっています。
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住み込みで蔵人をしていた頃のぼく。酒造り、毎日が楽しかったなぁ。