ある晩、ある5ちゃんねるのスレッドに、ユーザーAが不気味な体験を語り始めました。
ユーザーAによれば、先日の夜中に友人との楽しい飲み会を終えて帰宅しました。彼は部屋に入るとすぐに疲れた体をベッドに投げ込み、スマートフォンを手に取りました。すると、画面に見知らぬ番号からの着信がありました。
不思議に思いながらも、ユーザーAは電話に出てみましたが、相手の声は何も聞こえません。ただ、微かな呼吸音と、不気味なざわめきが聞こえてきたといいます。ユーザーAは不安になり、電話を切ろうとしましたが、なぜか指が勝手に動かないのです。
やがて、相手の声が聞こえるようになりました。それは静かで、だんだんとはっきりと聞こえるようになりましたが、その声は死者のように冷たく、生気を感じさせませんでした。
「あなた……助けて……」
その声は何度もくり返し、次第に恐ろしい事実が判明していきます。相手の声はユーザーAの亡くなった祖母の声だったのです。祖母は数年前に亡くなっており、このような着信が何度も続くことは不可能だとユーザーAは知っていました。
恐怖に怯えながらも、ユーザーAは勇気を振り絞り、着信履歴を確認しようとしましたが、不気味な着信は一切残っていませんでした。ただの幻聴なのかと思い込もうとしましたが、なぜか背筋がゾクゾクと寒気を感じるのです。
その後、ユーザーAは恐ろしい夢を見続けるようになりました。亡き祖母の姿が現れ、同じように助けを求める声が聞こえてきます。ユーザーAは日々怯えながらも、この不気味な体験から逃れることができなくなってしまったというのです。