教材に従って勉強したらその通り(自分的には結構簡単に?)750点を超えたので、それ以上の点数についてももしかしたら行けるかもしれない、と舐めてしまった訳では無いが、その後にそれらしい書籍を購入して勉強してはみたものの、結局750点前後をウロウロする点数しかとれなかった。750点保証コース以上の点数を保証するコースが設定されていないのも、その勉強法ではそこまでが限界なのかもしれない。

 

また、TOEICを初めて経験した時には私にとっては天文学的数字の点数だと思っていた750点だったが、いざその点数になってみても、字幕なしで海外の映画を鑑賞できるとか、テレビから聞こえてくる英語が易々と理解できるとか、自分の周りの世界に変化が起きるようなことを経験することは無かった。

 

それ以上の点数を獲得して、字幕無しで海外の映画を鑑賞できたりするためには、何か別の方法があるのかもしれないが今の会社へ転職後は自由にできる時間も限られた状況だったこともあり、その方法を見つけるには至って無いので私のTOEICの最高点は約20年前の時のままだ…。

 

但し、今の勤務先では外国人と直接話さなければならない状況となる配属先(店頭)があり、私もその配属先で12年前からの約5年間はほぼ毎日1度は英語でお客様と話す機会があった。最初は自分の英語が通じるのか、相手の英語が聞き取れるのか不安だったが、その回数を重ねていくと(決して自分の英語力が向上している訳では無いのに)ドキドキしなくなってくるから不思議だ。習うより慣れよ、というのはこのことかもしれない。なかには何度か店頭を訪れてくれるドイツ人と親しくなり、都内にあるその彼が勧めるドイツ料理店へ一緒に食事に行ったり、自宅へ招いたりすることもあった。