・私と違って背筋が伸びていて姿勢が良かった。そのせいか中学の野球部で、補強トレーニングの腹筋運動をする時には猫背の私より辛そうだった。

 

・とにかく交友関係が広く、私より私の同級生と親しかったりする。彼のお陰で、高校卒業以来会って無かった高校の陸上部の後輩と会うことができたし、彼を通じて私の領域には存在し得ない人と知り合うことができた。

 

・学生時代、彼の体調が悪い時に私が食堂からこっそりご飯の残りを持ち出し、部屋の中で(使用禁止の)電気コンロを使ってお粥を作ってあげた。体調回復後、彼はそのお粥の件を何人かに話したようで、一部の人達の中で私の評判が上がった。人には親切にするものだと思った。

 

・テレビで「警察24時」のような番組を見ていたら不法滞在者宅へ踏み込むシーンがあり、その踏み込みチームのリーダーが「〇時〇分、今から行くぞ!」的な言葉を発した。その顔にはボカシが入っていたが、発せられた言葉のイントネーションと声質から瞬間的に彼だと確信した。直後、彼にその旨連絡したら「大正解!」と返事があった。

 

・今日が誕生日の2人の結婚披露宴では、友人として挨拶をした。笑わせてやろうという気持ちが空回りしてスベってしまい彼等には悪いことをしてしまった。

 

・学生時代、今日が誕生日の2人と私の3人で私の姉貴の自家用車(黄色のミラージュ)を借りて北海道へ旅行に出かけた(フェリーは、行き:八戸⇒苫小牧、帰り:函館⇒青森)。北海道の富良野には、同じ寮の同期で大学を中退した南くんが住んで居たので途中から4人で10日間かけて北海道を一周した。アルバム1冊分の楽しい思い出ができた。

 

・その南くんが35年前に突然亡くなったとき、葬式に参列するためこの3人で北海道へ飛んだ。その時「たとえ先輩がどこで死んだとしても先輩の葬式には必ず参列する」と後輩である彼は私に言ってくれた。約束を守らない奴は好きじゃないが、この件については如何ともし難いので許してやろう。

 

諸般の事情によりかなり先になる予定だが、君が今居る世界で再会したらそこでまた沢山の人を紹介してくれ、特に女性。これが最後の約束だ!