JR西日本2010を振り返る(part2)
「JR西日本2010を振り返る」の第2回です。part1では特に注目されたニュースを厳選して掲載しましたが、今回はそれ以外で注目された内容を扱いたいと思います。
○信貴山への多客対応(1/1~1/3)
僕の2010年度の撮り鉄はこれから始まりました。奈良県北西部に位置する信貴山は昔から虎に縁のある山であり、2010年が寅年に当たることや、平城遷都1300年祭が開催されるため、多くの観光客が見込まれていたため、大和路快速が三郷駅に1日5本、上り列車が臨時停車しました。

▲「大和路快速」は停車 「快速」は通過 (2010.01.01 三郷)
【対応記事はこちら】
○大和路線でジョイフル列車運転(2/14)
大和路線で2月14日にジョイフル列車「あすか」が運転されました。大和路線内でジョイフル列車が運転されることはほとんどなく、多くの撮影者が集まりました。しかし、三郷~河内堅上間の踏切では約50人が撮影目的で線路に侵入すると言う耳を疑うようなニュースが入りました。
○JR北海道735系甲種輸送(3/10)
兵庫県神戸市の川崎重工で製造された735系車両がJR北海道に向けて甲種輸送されました。735系は新型車両であるため関西のファンも多数撮影していました。現在は夏季に営業運転を行い、冬期はJR北海道で初めてのアルミ合金製の車両であるため試験に使用されています。
通過直前に撮影地に到着し場所確保が困難だったため見苦しい写真となりましたが、これに関する記事を公開した直後にこのブログのアクセス数が急上昇し、過去最高の訪問者1322人を達成しました。未だにこの記録は破れていません。

▲EF81-33+735系3両×2本 (2010.03.10 島本)
【対応記事はこちら】
○山陽新幹線500系「のぞみ」運転終了(3/12)
山陽新幹線で開業以降「のぞみ」として活躍してきた500系が「のぞみ」の運用から離脱しました。同時にJR東海区間での500系の運転も終了となり、現在は「こだま」として8両編成に短縮されて運用されています。
○奈良駅高架工事完了(3/12~3/13)
JR奈良駅では長らくの間高架工事が実施されてきました。3月12日深夜から翌朝にかけて、奈良線の一部列車が運休となり、単独で地上に残っていた万葉まほろば線(当時は愛称がなく「桜井線」で案内)のホームが高架となり工事が完了しました。また改札口も一新され、コンコースの柱は木製で広々として空間になりました。
【対応記事はこちら】
○嵯峨野線複線化開業(3/13)
JR嵯峨野線(山陰本線)は沿線の人口増加に伴って輸送需要が増していた、京都~園部間で全区間が複線化され、同時に運転本数の拡大など輸送改善がなされました。3月13日には221系8連による記念列車が運転され、記念の硬券も発売されました。なお、113系・117系は嵯峨野線から運用離脱し、現在は全ての列車が221系・223系で運転されています。
○和歌山線・万葉まほろば線で整理券配布終了(6/28)
JR和歌山線(高田~和歌山間)および万葉まほろば線では、一部の駅を除いて無人駅が続いており、乗車する際に整理券をとって下車時に精算という形式が取られていましたが、全駅に切符券売機が設置され、整理券の配布が終了しました。これについては下車がスムーズになるというメリットがありますが、不正乗車が増加しないかが心配です。
【対応記事はこちら】
○「丹波竜ちーたん3号」運転(8/21)
例年通り今年もJR福知山線で運転されました。今年は元雷鳥編成であるBB67編成が充当されたため注目が集まりました。しかしその後BB編成は徐々に姿を消して行き、12月で3編成とも廃車となりました。

▲183系BB67編成 (2010.08.21 塚本)
【対応記事はこちら】
○キハ181系「はまかぜ」運転終了(11/6)
大阪と山陰を結ぶ特急「はまかぜ」は11月6日でキハ181系による運転が終了となりました。翌日からは新型車両キハ189系で運転されています(part1で紹介済み)。キハ181系は、その後臨時特急「かにカニはまかぜ」で運用されましたが、キハ189系の増備が完了したため臨時からも離脱しました。

▲キハ181系「はまかぜ」の最終日 (2010.11.06 福崎)
【対応記事はこちら】
○南海8000系の甲種輸送(11/18)
東急車両で製造された南海8000系4両編成1本が、神奈川県の逗子から和歌山市へ向けて甲種輸送されました。8000系の製造は1年半ぶりであり、関西では深夜に通過したものの多くの撮影者が詰め掛けました。8001F~8004Fは2編成ずつの出場だったため、今回の8005Fは注目されました。

▲南海8000系8005F (2010.11.18 王寺)
【対応記事はこちら】
○205系0番台が阪和線から離脱(11/30)
かつて東海道本線で活躍していた205系は数年間の間阪和線で運転されてきましたが、8連は11月30日をもって阪和線での運用から離脱しました。6両編成×2本と8両編成×2本は12月20日のK602編成の疎開回送を最後に全編成が宮原総合車両所に転属しました。今後は編成組み換えが行われ7両編成×4本となり、JR宝塚線で来春のダイヤ改正より再び運転されるものと思われます。
なお、国鉄民営化後に製造された205系1000番台は4両編成×5本が現在も全て運転されており、今後も置き換えの予定はありません。

▲最後まで残ったK602編成 (2010.12.11 南田辺)
【対応記事はこちら】
以上です。2010年度のJR西日本で最も大きな話題となったのは「新型車両」でしょうか。ここ数年間は全く新型が出ませんでしたが、今年末になってキハ189系・225系が誕生しました。また、来年には287系のデビュー、521系の大幅増備など、新型車両ラッシュの始まりとなった年だと思います。来年は「ダイヤ改正」がメインになり、JR発足後としては最大の改正となりそうです。
●当ブログは日本ブログ村の「関西の鉄道(7割)」「近鉄線(3割)」に参加中です。ブログの発展および今後の撮影技術向上につながる1クリックにご協力ください。
