マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」すると、御使いは彼女から去って行った。ルカ1:38
ヘロデの時代、ナザレに住む少女マリアに御使いガブリエルが現われました。ガブリエルは、身ごもって、男の子を産む、名をイエスとつけなさい。と言います。
この一連のやりとりの中で、マリヤが思い巡らせ、考えたことはどんなものであったでしょう。マリアは、このガブリエルの言葉を戸惑い、考え込みながらも、受け入れました。主のはしためです。と、へりくだっていたのです。
神にとって不可能なことは何もありません。ルカ1:37
私たちは、自分のものさしを用いて、できるかできないかを判断します。神はご計画の中で、みこころを行なうのです。人は、自分の中で、あの人はとても救われることはないでしょう、とか、私がそのような働きをするのは無理でしょう、とか考えます。しかし、事を行うのは、神です。
実に、私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いをあらかじめ備えてくださいました。エペソ2:10
マリアは、「どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」と言いました。
私たちは、主が語られたことに応答し、信頼して従う時に、主のみわざが現われてくるのではないでしょうか。思いつきで祈らず、動いてしまうと、実がなりません。神様の言葉にいつも耳を傾け、主に寄り添っている時に、内におられる聖霊によって、きよめられ、愛の実が結ばれていくのだと思います。
愛する者たち、私たちは今すでに神の子どもです。やがてどのようになるのか、まだ明らかにされていません。しかし、私たちは、キリストが現れたときに、キリストに似た者になることは知っています。キリストをありのままに見るからです。ヨハネの手紙 第一3章2節
御霊ご自身が、私たちの霊とともに、私たちが神の子どもであることを証ししてくださいます。
子どもであるなら、相続人でもあります。私たちはキリストと、栄光をともに受けるために苦難をともにしているのですから、神の相続人であり、キリストとともに共同相続人なのです。ローマ人への手紙8章16~17節
「どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」