『自分を信じる』『自信』ですから、『自分はデキる、デキる、必ず達成する』的な『信じる力』で苦境を乗り越えてきました。これまで。

最近、54歳になっての『信じる力』はチョット変わってきました。

これまでと同じように『デキる』とは思っているんですが、随分とテキトーなカンジになりました。
『まぁ、失敗しても死ぬことは無いし、何とかなるやろ』的な。

そういえば、私が社長に就任した25歳の頃、ちょうど創業者の母は60歳。今の私と同年代。
『こんな社会経験ゼロのバカ息子を社長にして会社潰してしもたら、どうするん』

と聞いたところ

『大丈夫や。たとえ会社を潰しても命までは取られへんから』

『命さえあれば、何度でもやり直せる』
と言われました。
『んなアホな。エラいカンタンに言うなぁ』
と思いましたね。当時は。

今になれば、分かります。
『万全に準備していても潰れる時は潰れるし、ボーっと経営していても、潰れん時は潰れん』というモノですね。
外部要因のせいにしたらダメですけど、その影響を大きく受けてしまって『まさか』の事態になるなんて事もよくあります。『コロナ』も『物価高』もその一つ。

 

『デキるとは思ってるけど、例え、デキへんかっても気にしない』
だって『それはプロセスであって、最終的には多少方向性が変わっても、デキる結果に辿りつくのに違いないんやから』とチョットだけ、長いスパンで見るようになったのかもしれません。

 

だって、神じゃないいだから、『自分の描いた未来が、そのとおりやってくる』なんてある訳がない。人たる身では『命も時間もエネルギーも有限』『それを精一杯使って、より良く改善していく』しか出来ることは無いので。
『まぁ、なるようになるでしょ』多分。