19歳の頃、バイク事故で2ヶ月入院。

初めての松葉杖で、雨の日はすべって転んだり、荷物を持って階段移動は超大変だったり。

その後、ギブスを外してリハビリ。無事歩けるようになった時、『ヤッター歩けるぞー』と喜びました。

何せ、入院してスグ緊急手術。

その後、医師から『もしかしたら歩くのは難しいかもしれない』『歩けたとしても、走るのは、まず無理だろう』と言われていたので。


お陰様で、今も歩くと気分が良いし、歩く事は好きですね。


当たり前に歩いていた事故前。

『何でこんなに歩かなアカンねん。ダルいわ』

って思っていました。喜びも満足も何もなく。


それがイザ無くなってみると、しかも場合によっては一生。

その後、歩けるようになった時、スゴク価値のある事だって気づきました。

『これで自由や、何でも出来るぞ』って。


これは『今あるものは失って(失いそうになって)初めて、本当の価値が実感できる』というもの。


今週月曜日から、久々に体調不良で、あまり食欲も無かった為、料理もせず、食べず。

仕事先で頂くオヤツで生きていました。


そうするとお正月でムダに増えた内臓脂肪が体重と共にドンドン減ってきました。

『このムダな脂肪、どないぞならんか』と思っていましたが、一見ムダなように見えた内臓脂肪のおかげで、普段通り仕事が出来ました。


そして『病気』


普段から何となくこう思っていません?

『健康が普通、病気が異常』と。

違うんです。

色んなウイルスが体内に侵入し、ガン細胞が日々生まれる中、体内の免疫系が最前線で戦って『健康を勝ち取っている』んです。大変なんです。健康維持は。


それを『病気』は気づかせてくれました。

『痛みがない、悪寒がしない』『これは当たり前じゃなくて、特別ありがたい状態なんや』って。


ここ数年、ずっと体調が『絶好調』だったので、完全に『当たり前』になっていました。


『病気や何らかの異常は、自分が忘れそうになった大事なモノの価値を気づかせてくれる』そんな存在。