経営者にとって、悩みは尽きないですよね。
将来のビジョン、利益、資金繰り、そして、人事・労務の問題。
私、以前はずっと
『まず、ドッチでも良いので、決断する事が重要』
『やってみれば、少なくとも、何がハズレで何がアタリかは分かる』
『そこから、改善をすすめれば良い』って言ってました。
それと同時に
『一番ムダなのは悩む事』
『アッチかな?コッチかな?って、どれだけ時間をかけて悩んでも、物事は1ミリも進まないので』とも。
今でも、そう思っていますが、それも場面によりますね。
例えば、旅行にいく際、
『ソコ、あんまり知らんから、運転して!!』
って言って、誰かに頼んで横に座っているだけなら、来年、ソコに行く際にも、道なんか全く覚えていないでしょう。
でも、何度もトライして、それでも毎回、「訳のわからんゴルフ場に入ってしまう」体験をした上で
『今回も自分で運転してたどり着ける感じがしないから、頼むわ、運転して』
っていうのであれば、横に座っている間も真剣ですよね。それで
『あ~、ココかぁ。この右に曲がる道を見落としとったわ』
って、なれば、ポイントさえ理解できれば、次からは自分で運転してたどり着くことが出来ます。
この『何度もトライして』が、悩み。
それがあるから、自分が見落としていたポイントも、自ら発見できるし、学ぶことが出来ます。そして何より、再現性(次からは自分1人で行ける)が身につきます。
まだまだ、未経験、未知な事は今後も起こるでしょう。
その時に、毎回、誰かに運転を替わってもらいますか?
『悩む時間』は『学びの時間』でもあります。
おおいに悩んでください。
腹がたって、不安で、眠れない夜を過ごしてください。
それが、解決した後に、ご自身の力になるんです。