二宮尊徳(金次郎)先生は江戸末期農家に生まれ。

幼くして両親を亡くしました。

 

そのような中でも「昼は働き、夜はわらじを編み、朝まで本から学ぶ」生活を続け少しずつ余剰を生み出し、20代前半には父が存命の頃の田畑を全て買い戻すほどに。

 

自ら貧苦にありながら、貯まったお金が、現在の価値で7千円くらいになったら

 

「1千円を◯◯さんに」

「2千円を◯◯さんに」

 

と生活に困っている家庭を子供の頃から援助していました。

その活躍が目にとまり小田原藩(現在の神奈川県)で農村改革(藩の財政改革)を行ない、生涯600の村を貧困と飢餓から復興させた偉人です。

 

今、私が読んでいるのは「報徳記」。

弟子の冨田高慶著、相馬藩主が明治天皇に献上した本となります。

原著はもっと難しいのかもしれませんが、私は「超訳」を選びましたので、具体的なエピソードと解説が非常にわかりやすい読みやすい本です。

 

 で、報徳仕法。「至誠・勤労・分度・推譲」「積小為大、一円融合」という考え方を土台に「誠意を尽くして実践(行動)する事」によって農村改革をやり続けたその方法論が報徳仕法。 <午後につづく>