午後3時を過ぎても陽は高く、雲は少ない。

 10冊読み終えたので、今日は図書館に行く日である。

 いま、わが街の公共施設は耐震工事が真っ盛りである。

 わたしが働いていた当時から市役所は耐震工事に着手していたが、まだやっている。つまり、市役所を閉鎖しないで工事を進めるため時間がかかるのだろう。

 そして、7月からわたしの自宅から歩いて5分の中央図書館が耐震工事を始めた。外壁を白いビニールで覆っているため、わたしの目にはそのビニールの白さしかとらえられない。

 そこで、12月までわたしは分館に本を借りに行かなければならないわけだ。

 北は自転車で行くと片道20分かかる。

 行って思わず思ったのだが蔵書が中央図書館の30分の1ぐらいであり、とても足らない。

 図書は申し込めば取り寄せてもらえるが、面倒なのでわたしは利用しない。配列も中央図書館の位置が頭に刷り込まれているのでどうも勝手が違う。

 今日借りてきたのはイカの0冊である。

 1.井上紀子『父でもなく、城山三郎でもなく』

 2.小島信夫『アメリカン・スクール』

 3.衿野未矢『十年不倫の男たち』

 4.浅田次郎『月下の恋人』

 5.三浦しおん『まほろ駅前多田便利軒』

 6.堀田善衛『路上の人』

 7.永井荷風『ふらんす物語』

 8.東直子『千年ごはん』

 9.杉浦日向子『もっとソバ屋で憩う きっと満足123店』

10.地球の歩き方『ミラノ ヴェネツィアと湖水地方』

 純文学、食べ物、旅の本である。

 永井荷風の文庫を借りてきたのは、唯一永井荷風の全集をわたしは買い置きしてあるため、これを読まずに死ねないと思っているためわたしに刺激を与えるため借りてきたのである。