第三段は、どんな男が物足りるかを書いている。
人口減少は、結婚しない女、結婚できない男が増加しているからと言われている。
正社員として仕事にまい進する女と非正規雇用で経済力のない男。
結婚で結びつくことはない。
漢詩、和歌、管弦に通じ、有職故実に詳しく、字も上手で、歌もうまく、酒を進められても上手に対応できる。男が学ぶべきものを身に着けていても、恋の道に疎い男はおもしろくないと、断言しているのである。恋の道に疎い男はどうも物足りなく、玉でできた杯の底が抜けているようなものだ。
霜や露に濡れても特定の女ではない女を探し求めて徘徊し、そういう自分に親や世間の非難を浴びて、安らかに眠れなくとも、そういう男が趣がある。
そうはいっても、恋にだらしないと思われてはだめである。女が触れ何としても容易に落ちない、そんな男がいい、と言っているのだ。
ようは、恋に恋する男はだめだといっているのだろう。
自信を持った装飾系男子が、これから恋の道の達人になってくれればいいと思う。
西東京の決勝で日大鶴ヶ丘が甲子園に行く。
体力、気力、技術とも優れた高校生である。
恋の道の候補生はたくさんいる。
男女に夢のある社会とは、お互いに見つけがいのある相手がいると言うことではないかと思う。