しばらくは『徒然草』をなぞりながら考えを羅列してみたい。
まず、序段である。
「日暮らし硯にむかひて」と書き続けることを宣言しているが、いまは「終日パソコンにむかいて」となるから、書き続ける意思表示にはならない。
すると、ブログを書くためにパソコンにむかいて、と説明が多くなる。
「心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば」となると、わたしはかなりほっとできる。
「心に浮かぶ些末なことをとりとめもなくパソコンに打ち込む」でなんとなく兼好と違いはないと思ってしまうわけである。
兼好の遠大な計画を想像もできない、愚鈍なわたしがいるのである。
それだけに「あやしうこそもの狂ほしけれ」と言った兼好の気持ちが伝わってくる。
正気の沙汰ではないと兼好がいったのは、自分が構想したことをやり遂げることができるのかとの疑問を持っていたに違いない。
自分なりに解釈して読むことは楽しい。